
時間外取引(PTS)徹底解説~チャンスを広げる賢い活用術
はじめに
「大引け後に急騰・急落…。けれど、次の営業日まで何もできない…」――日々の株式投資でこんな悩みはありませんか?
実は証券取引所の“時間外”でも、株のリアルタイム売買ができる時間外取引(PTS)が存在します。本記事では、仕組みやメリット・デメリット、キーワードなど、PTSのすべてを分かりやすくまとめます!
時間外取引(PTS)とは?
PTS(Proprietary Trading System/私設取引システム)とは、証券取引所を介さず、証券会社などが独自に運営する「株式等の売買市場」です。
もっとも大きな特徴は、日本の証券取引所が閉まっている「夜間」や「早朝」にも、株式売買がリアルタイムでできること。
ジャパンネクストPTSやCboePTSなどが日本で運用され、証券会社を通じて利用できます。
PTSの仕組みと特徴
- 証券会社内に取引市場を設けた「私設市場」。取引所とは別のマーケットで売買が成立。
- 基本的に「リアルタイム」で取引成立。指値注文の価格決定も細かい。
- デイタイム・セッション/ナイトタイム・セッションに分かれ、早朝・昼休み・夕方・夜間等、幅広い時間で取引可能。
- 注文価格や配当/優待の権利などは、原則通常の株取引と同様に取り扱われる。
- 主な市場:ジャパンネクストPTS(JNX)、CboePTS(旧チャイエックスPTS)。参加企業や証券会社によって利用可能PTSは異なる。
PTSで必ず押さえたいキーワード
- 時間外取引…証券取引所の立会時間外にできる株取引の総称。
- PTS…私設取引システムの略、夜間/早朝も取引できる新しいマーケット。
- ナイトセッション/デイタイムセッション…PTSの代表的な取引時間帯。「夜間PTS」とも呼ばれる。
- SOR(スマートオーダールーティング)…証券会社が「東証」「PTS」など複数市場のなかで有利な方に自動発注する仕組み。
- リアルタイム約定…指値・成行が、その場で即約定可能。従来の注文予約とは異なる。
- 流動性…取引の成立しやすさ。PTSは流動性が日中市場より小さい場合が多い。
- 取扱銘柄数…東証の全銘柄ではない。PTS特有の取り扱い範囲となる。
PTS取引のメリット
- 夜間や早朝でもリアルタイムの株売買ができる(会社員、主婦、学生など、日中取引が難しい層にも強い味方)
- 決算発表や海外ニュースに即座に対応、チャンスを逃しにくい
- 指値幅が細かく、希望価格で売買できる可能性が高い
- 一部証券会社は、PTSの方が手数料が安い場合もある
- 米国市場など、グローバルな材料に対応しやすく、短期~中長期どちらでも活用可能
PTS取引のデメリット&注意点
- 東証全上場銘柄が取引できるわけではなく、取扱銘柄数は限定的
- 参加者が限定され、流動性が薄いことも(注文が通らない/約定しにくいリスク有)
- 昼間市場よりスプレッド(買値と売値の差)が大きくなる場合がある
- 価格が飛ぶことや、想定外に高値・安値で約定する場合がある
- PTS夜間では信用取引や一部サービスに対応していない証券会社も(要確認)
- 取引時間は証券会社・PTSごとに違いがあるので注意が必要
PTS対応証券会社と利用の流れ
- 主な対応証券会社:楽天証券、SBI証券、松井証券ほか(対応PTSや時間に違いあり)
- 利用口座を持っていれば、取引画面から「PTS市場選択」を選ぶだけでOK
- 「SOR」機能を活用すると有利な方(東証orPTS)を自動選択
- 株式の配当・優待権利も通常通り取得可能
- 手数料体系・取引時間・注文種類は証券会社で要確認
賢く活かすPTS活用のポイント
- 企業決算・重要ニュースが出た直後など、価格反応が早い場面でタイムリーに取引する
- 米国市場の動向や為替急変にも夜間で柔軟に対応
- 流動性や株価スプレッドを事前に確認、無理な価格で注文しない
- 取り扱い銘柄や取引時間、手数料を比較し、自分に合った証券会社・PTSを選ぶ
- 「SOR注文」を積極活用し、有利な価格で自動成立を狙う
- PTSでの出来高・値動きも日中相場の「先取りシグナル」として役立てる
まとめ&一歩前進のアクション
- PTSは夜間や昼のすき間時間にも活用でき、投資機会を大きく広げてくれる武器
- 「決算発表」「海外ニュース」などへの即応力、投資戦略の幅も大幅UP
- メリット/デメリットを理解し、自分の運用スタイルや資金規模に合わせて使い分ける
- まずは証券会社の「PTS取引」案内ページを一読、口座がなければ開設を検討
夜間取引時代をしっかり乗りこなして、「いつでも・どこでも」チャンスをつかむスマート投資家を目指しましょう!